新型コロナウイルス感染症の拡大によって多くの学会が中止や延期を余儀なくされた。2020年の第93回日本整形外科学会学術総会、第53回骨・軟部腫瘍学術集会、第35回基礎学術集会はすべて完全オンラインで開催された。
ポストコロナ時代の運営方法として、2021年の日本整形外科学会学術集会はすべて現地とオンデマンドのハイブリッド形式で開催し、多くの参加者を得た。感染対策および会員への便益の観点から、以降もハイブリッド形式で開催。
感染症対策のため、専門医試験もCBT方式で実施した。47都道府県に専有会場を設置し、試験時間の短縮や、発熱など体調不良者には追試を実施した。その結果、一部都道府県の緊急事態宣言下にもかかわらず専門医試験を施行できた。専攻医が遅滞なく専門医資格を獲得することが可能となった。